クレジットカードには審査があるため、「審査が甘いクレジットカードが知りたい!」という人は多いです。
そこでこの記事では、審査が甘いクレジットカードについて解説しています。
また、クレジットカードの審査に落ちてしまう原因や審査落ちになったときの対処方法もお伝えしています。
この記事ひとつでクレジットカードの審査に対する不安を解消できますので、「審査が不安・・・」という人は必見です!
審査が甘いクレジットカードはありません!
審査が甘いクレジットカードはないと知っておかなければいけません。
クレジット会社が審査をする目的は、「この人はちゃんと支払をしてくれそうか?」という点を確かめるためです。
支払をしてくれなそうにカードを使わせてしまうと、立替えたお金が返ってこない可能性があります。
そのため、審査ではあなたの支払能力や信用などをしっかり確認されます。
よって、どのカードであっても審査が甘いなんてことはなく、審査はきちんとされると思ってください。
審査が甘いとされるのは審査難易度が高くないカードのこと
審査が甘いクレジットカードはないにも関わらず、ネット上には「このカードは審査が甘い!」という情報が沢山あります。
そうしたカードは、審査難易度が高くないケースがほとんどです。
審査自体はきちんとされるものの、審査に通過するためのハードルが低くなっているのです。
では、審査難易度が高くないカードとはどのようなカードなのでしょうか?
その点については次章で解説していきます。
審査難易度が高くないクレジットカードの特徴
審査難易度が高くないクレジットカードには次のような特徴があります。
- 流通系カードである
- カードのステータスが低い
- 入会キャンペーンを実施している
- 新商品である
それぞれの詳細については以下よりお伝えしています。
流通系カードである
クレジットカードの発行会社は、おもに「銀行系」・「信販系」・「流通系」の3つに分けることができます。
そして発行会社によって審査難易度が変ってくる傾向があるのです。
一般的には、銀行系<信販系<流通系の順で審査難易度が下がる傾向が強いです。
このため、流通系のクレジットカードが一番審査のハードルが低い可能性が高いのです。
流通系のクレジットカードとは、スーパーマーケットやコンビニ、百貨店などの流通業界に属する会社が発行するカードです。
流通系のクレジットカードは、高額なものを買うというよりは日常のショッピングでの使用を目的としているため、ターゲットは主婦などの低取得者向けであるケースが多くなります。
そうしたことから、審査のハードルも低めであるケースが多いのです。
カードのステータスが低い
クレジットカードには「ブラック」や「一般」などのステータスがありますが、このステータスによっても審査の難易度が次のようにことなります。
審査難易度 | クレジットカードのステータス |
高 | ブラックカード |
プラチナカード | |
ゴールドカード | |
低 | 一般カード |
上記の中で一番審査難易度が低いのは「一般カード」です。
一般カードの場合、申し込みの敷居や審査のハードルを下げて、多くの人に利用してもらおうという傾向が強くなります。
このため、審査に通るのが難しくないカードが多いのです。
入会キャンペーンを実施している
入会キャンペーンを実施しているカードは、通常よりも審査に通りやすくなっている可能性があります。
クレジット会社が入会キャンペーンをするのは、新規入会者が沢山欲しいときだからです。
新商品である
新商品も通常よりも審査に通りやすい傾向があります。
新商品の場合、まだ会員数が少ないケースがほとんどなため、ひとりでも多くの会員がほしい会社が多いからです。
そのため、言葉は悪いですが質よりも量を重視し、審査に通りやすくなっている場合があるのです。
クレジットカードの審査方法は「属性スコアリング」が基本
クレジットカードの審査に通るには、審査がどのようにされるのかを知っておくことも大切です。
それを知っておけば、なぜ審査落ちになるのかを理解しやすくなるからです。
では、クレジットカードの審査方法はどのようにされるかというと、「属性スコアリング」が基本になります。
属性スコアリングとは、あなたの「個人情報」と「信用情報」から信用力をスコア化し、審査の合否を決める審査方法です。(信用力=お金に関しての信用度)
よって、クレジットカードの審査では「個人情報」と「信用情報」が重要になります。
個人情報
個人情報とは、申込時に申告する情報のことです。
たとえば、次のような情報です。
- 年齢
- 年収
- 勤務先
- 雇用形態
- 勤続年数
- 家族構成
- 居住形態
- 家賃や住宅ローンの負担額
- 他社借入の金額と件数
とくに重視されるのが「年収」・「勤務先情報(勤務先・雇用形態・勤続年数)」・「他社借入の金額と件数」だと言われています。
上記のような情報は支払能力に直接関係ある項目となるからです。
信用情報
信用情報とは、あなたがこれまで利用したクレジットカードやローンなどの記録です。
信用情報で確認されるのは、「この人はちゃんと支払期日を守っているのか?」という点です。
よって、「過去の返済記録」を確認されます。
また、「申込時に申告された他社借入の金額と件数は正確か?」というチェックにも使われます。
申込時の他社借入状況は自己申告でしかないため、信用情報で確認をしないと嘘がいくらでも通用してしまうからです。
クレジットカードの審査に落ちるのはこの5つが原因
前章で解説したとおり、クレジットカードの審査では個人情報と信用情報が重要です。
そのため、審査落ちになるのは個人情報と信用情報のいずれか、あるいは両方に問題があるケースがほとんどです。
よって、審査落ちのおもな原因は次の5つです。
- 年収が低すぎる
- 収入が安定していない
- 他社の返済期日を守っていない
- 事故情報がある
- 他社の借入が多い
それでは、審査落ちの原因の詳細を確認していきましょう。
年収が低すぎる
年収が低すぎると支払に使えるお金が少ないと判断されやすくなり、審査落ちの原因になることがあります。
どのくらの年収が必要かはなんとも言えませんが、最低でも100万円以上は欲しいところです。
収入が安定していない
収入が安定していないと毎月支払をしていけないと判断され、審査落ちになることがあります。
よって、毎月収入を得られるようになってから申し込みしましょう。
他社の返済期日を守っていない
他社の返済期日を守っていない人はお金に関して信用できないため、審査に通らないケースが多いです。
1回程度の返済遅れであれば問題ないケースが多いですが、3回以上あると厳しくなると思っておきましょう。
事故情報がある
事故情報があるとクレジットカードの審査にはまず通りません。
事故情報とは、「債務整理」や「長期延滞」、「強制解約」などの信用情報で「重大な金融事故」として扱われる情報を指します。
事故情報を起こした人の多くは大きな返済トラブルを起こした人です。
そのため、信用情報に事故情報があると信用力が低いと判断され、審査落ちになるケースがほとんどです。
他社の借入が多い
他社の借入が多いほど審査落ちしやくなります。
毎月の返済負担が大きく支払に使えるお金が少ないと判断されたり、かなりお金に困っておりカードを使わせるのは危険な状況であると判断されたりするからです。
他社借入の限度は会社によっても違いますが、借入額で年収の3分の1、借入件数で3件以下が一般的だとされています。
なお、他社借入とは基本的に「カードローン」や「キャッシング」、「フリーローン」といった無担保ローンの現金の借入を指します。
よって、「住宅ローン」や「自動車ローン」、「ショッピングクレジット」、「奨学金」などは含みません。
クレジットカードの審査に落ちてしまったときの対処方法
クレジットカードの審査に100%通る方法はないため、どんなに気をつけても審査に落ちてしまうことがあります。
この章ではそうした場合の対処方法を解説しておきましたので、ぜひ参考にしてください。
別のクレジットカードに申し込む
クレジットカードの審査基準は会社やカードごとによって違います。
よって、一度審査に落ちてしまっても、別のクレジットカードに申し込みすれば審査に通過できることも多々あるのです。
ただし、審査落ちしたのとおなじ会社のカードに申し込むのはおすすめできません。
よって、別の会社のクレジットカードに申し込むようにしてください。
デビットカードに申し込む
デビットカードとは、利用金額が紐付けした銀行口座から即座に引落しされるカードです。
このデビットカードには審査がありません。
そのため、クレジットカードの審査に通らない人でも作ることが可能です。
デビットカードでもネットや街中でのカード払いが可能になるため、十分に便利です。
また、口座残高の分しか使えないため、クレジットカードのように使いすぎる心配がないという点もメリットになります。
ただし、あくまでも自分の預金範囲しか利用ができませんので、お金借りたいと思っている人には向いていません。
プリペイドカードに申し込む
プリペイドカードとは、事前に現金をチャージしておき、その金額分の支払ができるカードです。
このプリペイドカードも審査がありません。
もちろん、ネットや街中での支払も可能です。
チャージした金額分しか利用できないため、クレジットカードやデビットカードよりも紛失時や盗難時のリスクが一番低い点も魅力です。
審査が甘いクレジットカードまとめ
審査が甘いクレジットカードはありませんが、審査難易度が高くないクレジットカードならあります。
よって、審査に自身がない人は次のような特徴があるクレジットカードに申し込むのがおすすめです。
- 流通系カードである
- カードのステータスが低い(一般カード)
- 入会キャンペーンを実施している
- 新商品である
ようは流通系の一般カードであり、なおかつ入会キャンペーンを実施してる商品や、新商品であれば、審査通過のハードルが低い可能性があるということです。
また、審査落ちを避けるためには。次の項目に当てはまらないようにすることも大事です。
- 年収が低すぎる
- 収入が安定していない
- 他社の返済期日を守っていない
- 事故情報がある
- 他社の借入が多い